ダイエットを始めたきっかけ①
こどものころは常にお腹をすかせているやせっぽちでした。
健康診断の体重測定で体重が軽いのが恥ずかしいので、
測定する直前に、学校の水道水をがぶ飲みしていたほどでした。
高校生になり、大学受験のためハードな生活をし始めてから太りだしました。
その後やせたり太ったりを繰り返しました。
食物アレルギーで食べられるものが少なかった20歳台は痩せました。
脂物を食べると体が痒くなるのです。
何を食べても食べ過ぎると体がかゆくなりました。
鮮度の良い、きちんとした食事を少しずつコワゴワ食べるという生活をしていたら痩せました。
アレルギーが治って、何でも美味しく食べられるようになったら、また太り始めました。
その後、様々な理由でやせたり太ったりを繰り返しました。
恋をしている時にはお化粧やファッションにも気を使い、自然にやせました。
仕事がハードな時は、職場の男性と同じだけの量を早食いで食べ、太りました。
睡眠時間を削るほど仕事がハードな時は、パワーの源を食事に求め、太りました。
気持ちが落ち込み、心理的ストレスが多い時も太りました。
不妊治療でホルモン治療をしていた時には、変な太り方をしました。
仕事が忙しかったり、ストレスのある時には太る、というパターンができてしまいました。
夢中になれる楽しいことがあったり、自分の外見に気を使える時には痩せられました。
「痩せたいのならストレスのない生活が必要」と感じていました。
痩せるには、楽しいこと、素敵なことがたくさんあればよい。
余裕のある時には痩せられるのだけれどなあ。
こんなことを思っていました。
ところがだんだん、太っていること事態がストレスになってしまいました。
以前は、少しだけ食事や運動に気を付ければ痩せたのに、50歳になってからは同じことをしても痩せなくなったのです。
そして2021年春、57歳の時、頭痛とめまいがひどいので血圧を測ってみたら、200を越えていました。
内科を受診し、高血圧症の薬を飲み始めました。
薬を飲んでも血圧が下がらないので、強い薬を飲むようになりました。
そこで内科の先生に「体重を落とした方がいいですね。」と言われました。
ショック!
高血圧の原因になるほど太ってしまったのか!
衝撃でした。
外見上の問題ではなく、健康上の問題になるほど太ってしまったとは。
しかし、仕事で、責任のある大きな大きなイベントがあったために、そのストレスで血圧が高いのだとも思っていました。
徹夜が続く、本当にハードな毎日でした。
そのイベントが秋に無事に終わりました。
これでやっと血圧も落ち着くだろと思っていましたが、ちっとも落ち着きません。
このままではダメだ。
やっと体重を減らす決心をしました。
続きます。